◆ 午前 04 ◆
2010年01月05日 (火)
とある週末の午前中。というか明け方。
「くそ………」
松本駅に程近いホテルの一室で、高耶は自己嫌悪に陥っていた。
食事のあと、誘われるままに直江の部屋へとやってきた高耶は、事後に疲れて眠り込んでしまったのだ。
そろそろ送りますよ、と直江に起こされて、鉛のように重い瞼を無理やり持ち上げて時計を見ると、既にすぐにでも出勤しないといけない時間ではないか。
今日のバイトは早番なのだ。
「くそ………」
たぶん二時間も寝ていない。
家を出る時だって今日は帰ると言って出たのに、外泊の連絡も入れていない。
最近はこんなことが多すぎて、美弥は心配すらしてくれなくなった。
頭をがしがしとかきむしる高耶を尻目に知らん顔をしている直江は、よくみると口元が笑っている。
「くそ……っ!」
手元にあった枕を、直江の顔をめがけて思いっきり投げつけた。
「くそ………」
松本駅に程近いホテルの一室で、高耶は自己嫌悪に陥っていた。
食事のあと、誘われるままに直江の部屋へとやってきた高耶は、事後に疲れて眠り込んでしまったのだ。
そろそろ送りますよ、と直江に起こされて、鉛のように重い瞼を無理やり持ち上げて時計を見ると、既にすぐにでも出勤しないといけない時間ではないか。
今日のバイトは早番なのだ。
「くそ………」
たぶん二時間も寝ていない。
家を出る時だって今日は帰ると言って出たのに、外泊の連絡も入れていない。
最近はこんなことが多すぎて、美弥は心配すらしてくれなくなった。
頭をがしがしとかきむしる高耶を尻目に知らん顔をしている直江は、よくみると口元が笑っている。
「くそ……っ!」
手元にあった枕を、直江の顔をめがけて思いっきり投げつけた。
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